前回のコラムではiDeCo(イデコ)の制度概要、税金のメリットについてご説明致しました。第2回目はiDeCo本来の金融商品の福利効果についてご説明致します。 「節税効果+複利効果」は院長先生の資産形成に大きなインパクトを与えると考えております。

iDeCo 金融商品の複利効果
iDeCoは通常の金融商品と違い、分配金などの運用益は非課税ですが、その非課税の運用益を投資元本に自動的に再投資します。
→投資元本に再投資することを複利運用と言います
例えば、年間3%で複利運用できたとすると・・・
・1年後 103%
・3年後 109.2%
・10年後 134.3%
・15年後 155.7%
・20年後 180.6%
元本が保証されている訳ではありませんので、マイナスになる年もあるかも知れませんが、上記の3%を大きく上回る年もあるかも知れません。
ただし、運用は長期に渡るほど元本が増える可能性が高くなり、また複利効果が発揮されやすいと言えます。iDeCoは運用期間の長い制度ですので、金融商品の選択を吟味して長い目で見れば、複利効果を充分に享受できると考えます。
「節税効果 + 複利効果」驚きのシミュレーション
・開業獣医師(個人事業)
・40歳(60歳まで20年運用)
・課税所得 1,200万円
・掛金 68,000円/月
・年間3%で複利運用できたとすると・・・
◯複利効果
20年後の運用資産の合計 = 22,226,102円
・積立元本 = 16,320,000円
・運用益 = 5,906,102円
◯節税効果
- 院長先生の事業所得に対する課税
年間356,500円 × 20年 = 7,130,000円の節税
- 運用益に対する課税
上記運用益に対する税金 1,181,220円が非課税
◯効果合計
・運用益 5,906,102円
・節税① 7,130,000円
・節税② 1,181,220円
・合計 14,217,322円 の効果となります
以下、NTTデータさんのサイトを引用させていただきました。
ご自身でシミュレーションしてみて下さい。
https://www.wam.abic.co.jp/contents/C219528/dcsimu/top.html
このように、iDeCoは「節税効果+複利効果」で本当に大きなインパクトがあります。 当社ではiDeCoの導入、メリットや注意点のみならず、クリニック経営~院長先生の資産形成も含めてご提案ができます。ご不安事、ご相談事ありましたらご遠慮なくお申し付けくださいませ。